第26回 「アイロンマットのご紹介」

≪アズマ・メールマガジン 26号≫

深冷の候、ますますご清祥のことお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

アズマ(株)縫製研究室では、日頃お取引させて頂いているお客様へさまざまな
情報をお届けするメールマガジンを発信させていただいております。

今回は、アイロンマットをご紹介いたします。

年末の大掃除に合わせて、アイロンマットを交換する方が多くみかけます。

それは、寒くなると蒸気が早く水滴に成り、マットが汚れていたり目詰まりし、
通気性が悪く成り水染みの原因となるために行っています。

アイロン仕上げ台は、工程や素材になど目的に合わせて各タイプがあります。

 

皆さますでに仕上げ台を設置しているので、
いまさら感がありますが、今一度、各種工程の仕上げ台の特徴を整理してみました。

① 中間工程

・ 作業面は硬い方が良い。(マット類は硬めを使用する)
・ 吸引面積は小さくて良い (部分的作業のため)
・ 強力バキュームが要求される (強弱の吸引も必要)

◆ 割る、折る、倒す、芯張り などの作業。
「次の縫い工程をやりやすく」
「品質向上(定寸作業)」を計る。

 

② 最終 仕上工程

・作業面は柔らかい方が良い (マット類は柔らかめを使用する)
・吸引、吹上面積は大きい方が良い

・メリヤス、ニット製品の仕上げ

大量のスチームが必要。吸引が完全になされなければならない。

・高級仕上げ、風合いを重視するもの、筒状の立体感を出すもの、毛の風合いを求めるもの、
アタリ・テカりを嫌うもの
吸引・吹上の強弱が幅広くできる機種が必要

馬の重要性

立体作業をしやすくし、形を整え、美しいシルエットを作り上げる 大変重要な役割を果たします。

アイロンマットには次のように たくさんの種類があります。

 

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アタリ・テカリ対策

1. アタリ、テカリの出にくい生地、素材

① アイロンのスチーム噴出と同時に強力に”吸引”する。

② その後、スチームの噴出を止めてから、アフターアイロンの機能を使って、
2~3秒強力に吹上する。

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2. アタリ、テカリの出でやすい生地、素材

① アイロンの連動を機能を使い、スチーム噴出と同時に弱い吸引を行う。

② スチームの噴出を止めると同時にアフターアイロン機能で吹き上げを3~5秒行う。
この時、アイロンより再度スチームの噴出を行う。

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3. アタリ、テカリの心配な生地、素材

① 吸引、吹上をしないで、アイロンのスチームのみで軽くおさえる。

② スチームの噴出を止め、強力吸引、または強力吹上をする。

③ アタリがどうしてもでる場合には、内側に熱、蒸気に強い布、板などの補材を入れる。

 

資料参考: 直本工業株式会社
有限会社室田商会

以上、最後までお読み頂き、有難うございました。
また、ご意見、テーマのご希望等がございましたら是非お聞かせください。
皆様のお役に立てますよう、今後とも商品情報、研究内容を配信して参りますので
よろしくお願い申し上げます。

敬具

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返信くださいますようお願い申し上げます。

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アズマ株式会社
縫製研究室 鵜木 隆嘉
Tel 03-3861-7103
URL: http://www.azuma-jpn.com

 

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