≪ASC(アズマ ソーイング ラボ コネクション) メールマガジン≫ 第42号 (第二部)
現在、縫製工場様では様々な用具を使用して作業をしておりますが、縫製プロ用だけで無く、家庭用向けの用具を利用しても効率の良い作業が出来ますので、
家庭用として今まで余り感心を頂けなかったクロバー商品やKAWAGUCHI商品の商品を改めて御検討頂く様オススメします。
手芸用品店へ行って見るとお客様も多く、様々な便利道具も揃っていますが、有る縫製工場様では個人的に商品を購入し現場で便利に使用している事例も有りましたので実際に現場での使用状況を紹介致します。
● クロバー手芸用かんし
はさんだ状態でロックできるので、袋状に縫った小さなパーツを簡単に裏返せます。
このお客様では襟の先出しに便利と使用しています。
● 従来のやり方。
1) 先端部をつまみ。
2) 親指で押し込む。
3) 目打ちで先端部を引き出す。
4) 完成。
このやり方では、3)の目打ちでの引出しに手間が掛かり面倒との事。
● かんし使用作業。
1) 先端部をかんしでつまみ。
2) つまんだまま捻る。
3) 捻ったまま奥に突っ込む。
4) 完成。簡単に出来ました。
かんしを使えば目打ちの作業が無くなり楽になり、時短にもなりました。
● クロバーらくらく針ひろい
強力磁石が入った伸縮する針ひろい
全長60cmまで伸びるので床に落ちた針・小バサミなど楽に拾えます。
・キャップ装着時(磁力弱)
用途:針を拾う時。
針が縦方向につくので拾い集めたが取りやすいです。
・キャップはずし時(磁力強)
用途:小バサミや押えなど少し重い物を拾う時。
このお客様では、床に落ちた針などは従来はドライバー等で拾っていましたが、らくらく針ひろいを購入してからは座ったまま拾えるのでとても重宝しているとの事でした。
らくらく針ひろい使用
ドライバーでは拾えなかった押えも座ったまま拾えて便利です。
これはほんの一例ですが、ちょっとしたアイテムを使用する事で作業効率をる事が出来ます。
カタログには様々商品が有りますので、アイデア次第では色々と有効活用出来ますのでオススメ致します。
作業環境の改善は大丈夫ですか?
【縫製工場の照度について】
≪明るい環境を作る≫
明るい場所(環境)での作業は、手元・細かい物が良く見える為、作業効率が上がります。
暗い場所(環境)での作業は、手元・細かい物が見えにい為、見る力が低下し作業効率が下がります。
明るい環境をつくる事は、作業者の安全を守るためにもとても大事な事です。快適な作業を行えると共に疲労を防ぎ正確な作業を行う事ができ、生産率の向上に繋がります。
≪明るい環境とは?≫
JIS照明基準があります。(JIS照明基準では作業用途に応じた「推奨照度」を定めております。)
縫製工場 750~1500Lx
工場内でのやや精密な視作業・非常に精密な視作業
(読書をする時の2倍の明るさが必要)
≪明るい環境を作る為には?≫
工場では明るい環境を作り、快適な作業を行える為に色々な対策を行っております。
強力マグネットタイプ
本縫いタイプ
本縫い取付
明るい環境をつくる事は、作業者の目の疲労軽減・作業ミスの軽減・作業効率の向上と悪い事は何一つ無いと思われますので・・・・・・。
作業環境の見直しをお勧めいたします。